2011年02月23日

賃金不払いは労基法違反!「愛知地域労働組合きずな」よ、だましの論理で法違反を正当化するな!

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「全部ホントのことを言って、全体として錯誤に導く方法」―――――そんなことができるだろうか思われるかもしれませんが、簡単なのです。

 太郎君が学校から帰って、お母さんに一日の出来事を報告します。
「あのね、今日は一時間目の国語の時間に「ガラスのうさぎ」のお話を勉強してね、二時間目の算数の時間は多角形の対角線の勉強したの。それから三時間目の音楽の時間には、卒業式で歌う「蛍の光」を練習したの。四時間目は図工でさ、友達の顔の写生をしたんだけど、あんまりうまく描けなかったな。それでね、給食は僕の好きなカレーでさ、お代わりしちゃった。午後の五時間目の体育はドッジボールでさ、六時間目のホームルームの時間にはクラス委員を選んだんだけど、僕、図書委員に選ばれちゃった。放課後は、剛君とバスケットボールやって、そいで帰ってきた。」

 太郎君の報告したことは全部正しい内容ですが、今日、先生からテストの結果が発表されて、太郎君がさんざんな成績だったことは言わなかったのです。お母さんは、太郎君がそれなりにまじめに授業に取り組んで、成果を上げていると勘違いするかもしれません。

 言ったことは全部ホントだが、肝心な情報を隠すという方法は、ごく普通に見られる方法です。ウソを言うとまずいので、言うことは全部正しいのですが、大事なことは言わないで錯誤を誘導する・・・・・・

 何を取り上げ、何を取り上げないか、そこに伝える側の価値観が関係します。「知らせない方がいい」と考えることを伝えず、「知らせた方がいい」と考えることをことさら強調して伝える――――伝える側が情報を取捨選択して、伝えられる側の意識形成に制約を加えたり、誘導したりする方法は、ときに重大な「だまし」を演出する方法として使われます。 岩波新書「だます心、だまされる心」安斎育郎著(立命館大学国際平和ミュージアム館長)より


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